ほくたかの鉄道と旅行ブログ

鉄道旅行や観光名所の撮影記です。

2025年3月 JR各社ダイヤ改正

2024年12月13日、JR各社が2025年春のダイヤ改正に関するリリースが発表されました。

本来は発表日当日にダイヤ改正に関するブログを出したかったのですが、仕事と趣味の方が忙しく、中々ブログを執筆する時間が確保できませんでした。結局大晦日にこの記事を出すことになってしまいました。かなり時間がかかってしまい申し訳ございません。

 

本題に戻り、今回は2025年春のJR各社ダイヤ改正について個人的に気になる点を紹介していきます。

 

JR各社ダイヤ改正の概要

  1. 特急大雪特別快速へ格下げ
  2. 中央快速線青梅線グリーン車サービス開始
  3. 特急はちおうじ・おうめ廃止
  4. 東北・山形新幹線にE8系追加投入
  5. 東海道・山陽新幹線のぞみ号指定席拡大
  6. 特急まぼろば定期運行化と車両リニューアルデビュー
  7. JR神戸線通勤特急「らくラクはりま」増発
  8. 万博アクセス輸送 エキスポライナー新設
  9. 岡山直通特急うずしお・特急むろと廃止
  10. 久大本線特急「あそ」「かわせみ やませみ」運転取りやめ

 

1.  特急大雪快速格下げ

  2024年6月7日の北海道新聞で特急大雪の快速化が検討されているという報道がありましたが、結局その通りとなってしまいましたね。

 

            JR北海道 2025年ダイヤ改正についてより引用

 現状、特急オホーツクが札幌~網走間を一日2往復、特急大雪が旭川~網走間を1日2往復、特別快速きたみが旭川~北見間を1日1往復運転されています。それが特急大雪はH100形2両による特別快速大雪に格下げとなります。また、特別快速きたみは快速きたみに変更となり、運転区間も網走駅まで延長されます。

 

 ちなみに宗谷本線も特急宗谷が札幌~稚内間を一日2往復、特急サロベツ旭川稚内間を1日2往復と石北本線と同じような運行形態となっております。そう考えると特急サロベツが快速などに格下げになってしまうのも時間の問題なのかもと感じてしまいました。

 

2.  中央線グリーン車サービス開始

  2024年10月より中央快速線E233系グリーン車が入れ込まれ順次12両化されていましたが、正式に3月15日よりグリーン車サービスが開始となります。

 

            JR東日本 2025年3月ダイヤ改正についてより引用

これにより10両編成のE233系0番台は見納めとなりますね。

2006年のE233系デビュー時、自分は子供でしたが、中央快速線グリーン車が導入されるなんて一切予想していませんでした。そのため本当にびっくりしました。

 

そして中央線のグリーン車は他の路線のグリーン車と異なり両開きドアが採用されました。また、総武快速横須賀線E235系グリーン車と同様に電源コンセント、テーブル、JR-EAST FREE WiFi が完備されることになりました。

これは競合相手となる京王ライナーにも設備面では引けを取らないのではないかなと個人的には思いました。自分も一度利用してみようと思います。

 

3. 特急はちおうじ・おうめ廃止

  2019年より中央ライナー青梅ライナーの代わりとして導入されましたが、来年のダイヤ改正で廃止されることになりました。

 

         JR東日本八王子支社 2025年ダイヤ改正についてより引用

 

これにより中央線系統での通勤ライナーは消滅することになりました。その役割はE233系グリーン車へと引き継がれることになりました。

 

4.  東北・山形新幹線にE8系追加投入

          JR東日本 2025年3月ダイヤ改正についてより引用

 

今年3月のダイヤ改正よりE8系の運転がスタートしましたが、さらにE8系が追加投入されることになりました。これにより2026年春までにE3系が引退することが確定しました。

 

 

E3系2000番台は2023年のダイヤ改正E2系に代わり、E5系との併結運転をするようになりましたがそれも2年ほどで終了することになりました。自分が小学生や中学生の頃に活躍していた車両がどんどん引退していくので寂しいものです。

 

5. 東海道・山陽新幹線のぞみ号指定席拡大

 東海道・山陽新幹線ののぞみ号は2003年10月の品川駅開業時に1号車~3号車に自由席が設定され、その状態がずっと維持されていました。しかし、2025年3月にダイヤ改正より3号車が自由席から指定席に変更されることになりました。

            JR東海 2025年3月ダイヤ改正についてより引用



確かにのぞみ号に乗車した際、平日でも指定席が満席に近い状態になっていることを考えると仕方ないなと感じました。この感じではのぞみ号が全車指定席になるのは時間の問題かなとも思いました。個人的には最繁忙期ののぞみ64号の混雑を経験してみたかったですがそれはできなそうですね。

 

6.  特急まぼろば定期運行化と車両リニューアルデビュー

 2019年より奈良駅大阪駅間を結ぶ臨時特急として運行が開始された特急まぼろば号が土日限定ではありますが定期列車となりました。

                JR西日本 ニュースリリースより引用

また、使用車両も特急くろしおで使用されている287系3両からリニューアル車両2編成に変更されます。このリニューアル車両ですが289系か683系2000番台かで情報が錯そうしているようですね。

 

 

自分としては現在余剰車となっている683系2000番台のN01編成(旧R14編成)とN02編成(R15編成)をリニューアルさせるのではと思っています。実際N01編成とN02編成は運用にも入らず、廃車回送されていないことを考えるとその可能性が高いのではと思います。

 

7. JR神戸線通勤特急「らくラクはりま」増発

 平日朝夕ラッシュ時に運行されている通勤特急らくラクはりま号ですが網干駅新大阪駅1往復が増発されることになりました。

          JR西日本 2025年春のダイヤ改正についてより引用

 今回、増発されるということは利用率がいいということなのでしょうか。自分はらくラクはりま号には乗車したことがないので来年あたり乗車してみようと思います。ちなみに使用車両に関してはおそらく289系かと思われます。

 

8. 万博アクセス輸送 エキスポライナー新設

 2025年に開催が予定されている大阪万博に合わせ、エキスポライナーが設定されることになりました。

          JR西日本 2025年春のダイヤ改正についてより引用

 今回、大阪万博へのアクセスとしてエキスポライナーが設定されることになりました。万博へのアクセス列車が設定されるのは2004年の愛知万博時に設定されたエキスポシャトル以来かと思われます。

また、大阪駅は地下ホーム発着ということから大阪環状線で走っている323系が特急はるかなどで利用されている走行ルートで走ることになりそうですね。これは乗車してみたいなと思います。

 

9. 岡山直通特急うずしお・特急むろと廃止

  1日2往復だけ岡山駅に乗り入れていた特急うずしおも今回のダイヤ改正で岡山~高松間の運転を取り止めることになりました。また、早朝と深夜にしか走っていない特急むろと号も今回のダイヤ改正廃止となりました。

 

             JR四国 2025年3月ダイヤ改正についてより引用

            JR四国 2025年3月ダイヤ改正についてより引用

 この岡山駅まで乗り入れている特急うずしお号は多度津駅高松駅スイッチバック(方向転換)をします。特急しらさぎや特急はまかぜ、特急ひだなど方向転換する特急列車はいろいろ存在します。しかし定期特急列車で2回も方向転換する特急列車はこの特急うずしお13,29,6,22号のみとなっていました。そんな珍しい光景も今回のダイヤ改正で見納めという形になってしまいました。

 

 また、特急むろと号はキハ185系3両編成で徳島駅牟岐駅を1往復結んでいる特急列車でした。早朝と深夜にしか走っていないため乗車するためには前泊必須という乗車難易度の高い列車となっていました。なくなるのは寂しいですがJR四国は経営状況も悪く、人手不足に苦しんでいることを考えると致し方ないのかなと思います。

 

10. 特急「あそ」「かわせみ やませみ」運転取りやめ

  熊本駅宮地駅間で1往復運転されていた特急あそ号と土日を中心に熊本駅宮地駅間を1往復結んでいた特急かわせみ やませみの運転を取り止めることになりました。

             JR九州 2025年春ダイヤ改正についてより引用

特急あそ号は運転取り止めとなりますが、その代わりに九州横断特急が1往復増加となります。

特急かわせみ やませみはキハ47 8087とキハ47 9051を改造して運行されていました。2020年7月以前は肥薩線でも運行されていましたが、令和2年7月豪雨により肥薩線熊本駅人吉駅間が不通になってからは土日を中心に鹿児島本線門司港駅博多駅間をいさぶろう しんぺいと併結して運転していました。この運転は約2年間続きましたが、2022年9月23日のダイヤ改正からは豊肥本線熊本駅宮地駅間を1往復運転していました。しかし今回のダイヤ改正によって運転取り止めとなりました。いさぶろう しんぺいは2023年に引退しており、元車のキハ47も国鉄時代に製造されており老朽化が進んでいることを考えると仕方ないと感じました。

 

今回、2025年3月のダイヤ改正の印象として増便や増発など明るいニュースが多いなと感じました。また、なくなる種別や引退する車両もここ近年のダイヤ改正と比較して少ないように感じました。

 

そして個人的には特急しらさぎ号に何らかの形でテコ入れ(減便など)するかと思っていましたが一切言及がないことから2025年3月のダイヤ改正後も現状の運行形態(名古屋駅敦賀駅8往復、米原駅敦賀駅7往復)を維持するようですね。このことからひとまずは681系も予備車として3月のダイヤ改正は何とか乗り越えられそうな雰囲気です。そのことが自分にとっては一番嬉しかったです。

 

今回紹介したこと以外にも様々な点で変更されます。詳細につきましてはJR各社のニュースリリースをご覧ください。

 

JR北海道

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20241213_KO_kaisei.pdf

JR東日本

https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241213_ho01.pdf

JR東海

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043984.pdf

JR西日本

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241213_00_press_2025harudaiyakaisei_3.pdf

JR四国

https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2024%2012%2013%2003.pdf

JR九州

https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2024/12/13/241213_2025daiya_kaisei_1.pdf

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

また、来年は今年以上にブログ内容を充実させ、更新頻度もあげていきたいなと思っています。来年もよろしくお願いいたします。